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門前仲町院:世界最高峰のゴールキーパー

2016/12/07

以前サッカーの試合でドイツ代表のノイアー選手

のしたプレーで驚いた事があります。



世界最高のゴールキーパーの呼び声高いノイアー

選手ですがその試合で失点してしまいます。

相手選手の放ったシュートはゴールポストに当た

りながらゴールラインを割りました。



その際、ノイアー選手はボールに飛びついたので

すが瞬時に腕を引っ込めてしまいました。

そのプレーを見た記者が試合後のインタビューで

わざとゴールさせたのではないかと質問しました。

その時ノイアー選手が言った言葉に驚きました。



「腕を引っ込めた?もちろんボールを通すためで

はなく、ゴールポストから跳ね返った場合に備える

ためだよ。シュートに届かないのは分かったので、

より早く立ち上がれるために手を地面につけたのさ。

そうしたらグリエズマンがセカンドボールを狙って

いた場合、決定的になり得た0.1秒早く反応できた

かもしれないからね」


「ポストに当たるのかは予想できないが、自分が

ボールに手が届くか届かないかは分かる。ゴールの

位置も把握しているし、非常に厳しいことは覚悟し

ていた。ボールが跳ね戻る可能性も想定していた。

なのでより早く立ち上がるために手を地面につけた。

腕を伸ばしてたら、その後の状況に対応できなくな

ってしまうからね」



確かにゴール前には敵の選手が詰めていたので、

もしもポストに跳ね返って次の攻撃を止めていたら

スーパープレーになっていたと思います。

このレベルでは0.1秒の判断で行動しているのだと思い、

改めて凄さを知りました。


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